夜が明けるその前に　（〆.）

ありがとうございます！また展開相談などは随時させていただければと思います。
では一旦背後は失礼しますね。必要があればいつでも呼び出して下さい！

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（空になったグラスをカウンターに置くのと同時に、いつものタイミングを見計らったようにマスターが差し出して来たのは、気に入って必ず一杯は頼んでいるカーディナル。透き通った紅い液体をグラスの中で軽く揺らしつつ、相手の頼んだカクテルを見て、酒には強い口なのだろうかと思ったものの、グラスを空けるペースが早い事からどちらかと言えば早く酔いを回したいようにも思えて。煙草の先端を灰皿に押しつけて火を消すと、カクテルをひと口。相手の問いには頷きつつ、此方を見据える暗いブルーの瞳と視線を重ねては柔らかな笑みを浮かべて。）

常連になると良いよ、僕は殆ど毎日立ち寄ってる。此処が一番落ち着くんだ、煩い店はあまり好きじゃなくて。