吸血鬼 2021-03-16 10:45:12 |
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…ごめん、ありがとう。
(自分は大丈夫だと告げる相手の言葉は少しぶっきらぼうなもので、そこに自分を心配する思いを感じて少し微笑むと素直に礼を述べて。背中に負ぶわれると動かされたことで痛みに眉を顰めたものの身体を固定されるとすぐに楽になり、相手の肩口に顔を埋めて。優しく髪を撫でられ、ほっと安心した気持ちになるのと同時に相手の香りを普段よりも濃く感じて、その首筋に噛み付きたい衝動も浮かび上がる。当然そんなことが出来るはずもなく、相手の体温とゆっくりと揺れる振動に多少眠気を誘われては目を伏せて。痛みは未だ強かったが、血は止まったようでシャツを湿らせる不快感は無くなっていて。)
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