吸血鬼 2021-03-16 10:45:12 |
通報 |
(目を覚ましたのは、相手が起き出してから少し後の事。日中の日の出ている時間帯は得意ではない上に低血圧の気があるため目覚めもいつも良いものでは無い。まだ眠っていたくて毛布を引き上げようとしたものの、ふと部屋の中に人の気配を感じて、昨晩相手を泊めた事を思い出した。横になったまま視線を彷徨わせると相手の姿が目に入る。身体は幾らか楽になった様子で少し安堵して、相手と視線が重なるとまだ少し眠気を孕んだ声で相手に声をかけて。)
──…おはよう。
(身体を起こして欠伸を噛み殺すとソファに座り直して。相手は食事を摂るだろうが、生憎この家には食べるものは何も置いていない。その事をまず詫びつつ、この後の事を考える。相手は今日も任務が入っているのだろうか、拠点に行くと言われても自分は着いて行く事は出来ないし、怪しまれないようにしなければと妙な緊張感を抱いてしまい。)
…ごめん、今食べる物が何も置いていなくて。
トピック検索 |