吸血鬼 2021-03-16 10:45:12 |
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・・・おやすみ、クラウス。
(拒否権を感じさせない言葉にう・・・となる。確かに前に自分のことを監視しておくような言葉を言われたこともあり、この怪我は自分のせいでもあるし・・・と言い返すことが出来なかった。その間に相手はシャワーを浴びてくると、いつも互いの間で交わされた別れの挨拶を言い電気を消して姿を消した。薄暗くなる相手の部屋で自分もおやすみ、と伝えた。カーテンの隙間からは徐々に陽の光が入ってきて朝の活動が始める時間だと分かるとちらりと外を覗き見る。笑顔で準備をする街の人たちを見てから負った傷を庇いながらベッドに潜り込み、横を向きぼんやりと相手の部屋を眺めていれば時計の秒針が時を刻む音が子守唄のように聞こえてきて次第に瞼が重くなる。そしていつの間にか寝息を立てて眠っていて)
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