吸血鬼 2021-03-16 10:45:12 |
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……君をこんな目に合わせたんだ、…悪いのは僕だよ。──ねえ、テオ。僕は本当に君の隣に居て良いのかな。どう足掻いたって僕は吸血鬼だ。いつか取り返しのつかない事をしてしまうかもしれない…
(頬に添えられた手は少し体温を取り戻していたがそれでも未だ冷たく、その手を頬に当てるように包み込みつつ相手を見据えて。相手は優しく、なにも気にする事なんて無いとでも言うかの様にいつも通り微笑み掛けてくれるが、血色を失った相手を腕に抱いていた時の絶望感が拭い切れずにいて。吸血鬼として相手を襲ってしまった事は間違い無く、これまでと同じ様に相手の隣に居て良いのか、この先先程と同じように理性を失って最悪の状況を招いてしまう事もあるかもしれないという思いに苛まれていて、抱いている不安を正直に相手に伝えると目を伏せて。)
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