語 2021-03-06 16:15:14 |
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> プロローグ
だだっ広い草原の真ん中に雲より高い大樹がある。皆はそれを アガルタ と呼ぶ。気高く美しいその大樹が、いつからそこに存在したのかは神のみぞ知る__
旅人は口を揃えてこう言う。
「 アガルタにはどんな願いも叶えてくれる場所がある。 」
夢見物語と人々は言うが、その者たちには夢を見てでも叶えたい願いがあった。しかし、全ての者の願いが叶うなどと都合の良い話はない。願いを叶える代償は、 世界の崩壊 だった。
とある牧師が言った。
「 世界樹は世界を支える柱。人の願いを叶えるとき、世界樹は力を失い崩壊する。即ち、世界の終わりなのだ。 」
それでも旅人はアガルタを目指す。人を殺める旅になるかもしれない、それでも彼らには叶えたい願いがあったのだ。
> 世界観 へつづく。
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