猗窩座 2021-03-06 09:21:59 ID:35ffca745 |
通報 |
_____ん、もう暫くこうしていよう。今はとても寝心地が良いのだ、猗窩座。お前は大切な友人であったな。
(思考は殆ど夢の中、腹に溜め込んだ酒にどっぷりと足を使っているような気怠さと心地良さ。術にでも掛けられていない限り、多少の物音で目を覚ます事は可能で肩に置かれた掌と彼の声に瞳を開き。勿論こうしてこのまま朝まで眠り呆けて仕舞えば体調を崩しかねないが、親しき友人と隣り合わせになり鱈腹ご馳走を頂き、そして明日は自由の身であるという事、素晴らしい条件が揃った中でまだこうして此処で寛ぎたいと思うのは細やかな我欲で。肩に添えられた手を包み込むようにして取り、屈んだ姿勢の彼を此方へとゆっくり引き寄せその場に尻を着かせようと。)
いつか覚えていないが、俺はお前と争う夢を見た。断片的だったがお前は全く別人のようだった、不思議な夢だった。
(此方に寄り掛からせようとばかりに男の筋の浮き出た掌で更に腕を引く。少しばかり困ったような表情で僅かに口角を釣り上げ視線を合わせた後、漸く腕を離してやり。抱き上げられる気は無いようで酔いがもう少し醒めるまではこのまま此処で一時的な休息を取るつもりで、再び腕を胸の前で組み直すと瞳を閉じて)
トピック検索 |