かんりにん 2021-02-27 13:40:36 |
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う、ううん…ホント、のことだろうし…(相手の笑顔はやはり同い年らしさのある可愛い笑顔であり、そんな笑顔で感謝の言葉を述べられては自分なんかにそんなこと言うなんて、と思いながらまた感謝されることじゃないと首を横に振りポツポツと呟いて)
旅…う、うん。してた、よ…(キラキラと楽しげな輝く瞳にそんなに自分の話が良かったのかな、なんて若干安堵していたが、続いて問われた旅をしていたのか、という言葉にピクリと肩を震わせ、相手から思わず目を逸らしながら旅はしていた、と話すも何処か語調は落ち込み気味で。勿論ジム巡りはしていたし、バッジも8個頑張って集めたこともある。でも思い出すは親や兄から出来て当然のことで誇る能無しだと何度も何度も、脳内に刷り込まれるように言われ続けた日々の記憶、そしてチャンピオンへの挑戦権を賭けて争われる大会では兄の踏み台となることがお前の生きる価値だと言われ八百長で初戦敗退した記憶、それらが脳内にこびりつき自分の事を話す事が憚られ「…僕の相棒はラグラージって言ってね、凄く強くて頼りになるんだよ。僕の初めてのポケモンで、旅の間も凄くお世話になったんだ」と再び口を開き明るい口調で紡がれたのはやはり自分の直接的な話ではなく自分の相棒であるポケモンの話になり、自分の持っているモンスターボールの片方を手にとってそれを大切そうに撫でて)
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