匿名さん 2021-02-24 23:00:36 |
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(――わ、凄い美人…。突如助けに入って来てくれた彼女をそうっと密かに横目で見てそんな印象を抱き。掴まれたメモを見て緩く握り締め、退散する男の後ろ姿を見送るとほうっと大きく安堵の息を吐き「ああ、びっくりした…。すみません、ありがとうございます。おかげで助かりました」胸に手を当て彼女にお礼を伝え。最初は年相応の落ち着いた男性に見えたが途中から豹変した彼、焦りの表情を思い出すも執着される程何かをした覚えが無くて。まるで嵐の後のように暗い道路に静寂が戻り、ハッとして彼女に向き直ると「えっと…良ければ何か自販機で飲み物でも。お急ぎでなければ」掴まれた右腕は僅かに震えて後ろに隠しながら飲み物くらいは奢ろうと考え)
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