匿名さん 2021-02-24 23:00:36 |
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(赤い顔でこちらを見上げながら愛の言葉を告げる相手に笑みを深くして。吸血鬼だと分かってからも相手は変わらず接してくれている。人間にとって恐怖の対象であった自分が愛を告げられ愛を囁いている。そういえばと人間に協力していた怪異になぜ人間に協力しているのかと尋ねたことがあったなと相手の血液を満足できるほどに飲んだからかふと昔のことを思い出して。その時の怪異は愛した人間がいるのだと答え、その時の自分は鼻で笑ったような気がして。「そう聞こえなかったか?」と照れ臭そうに視線を逸らした相手にククッと小さく笑って。「あぁ、楓と一緒に居られるならそれだけで私は幸福でいられる」と相手に触れられること、こうして会話を出来ることで幸せを感じていて)
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