匿名さん 2021-02-24 23:00:36 |
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(冷たい手を温めるように握り締めながら、数日眠らなくてもいいという事実には「へえ、そうなんだ」と目を丸める。相手と過ごした月日を思うと最初に比べて幾分か慣れてきたものの、未だに吸血鬼の生態には驚くことばかり。興味津々に感嘆し、ふと天井を見上げ「雨は困っちゃうけど数日眠らなくてもいいなんてちょっと羨ましいかも」と感想を零す。すると視線を感じて目線を降ろした先に彼の黒い瞳が此方に向かれていて、ぱちぱちと瞬き2回。察したようにそっと首筋に片手を当て「…具合悪いなら我慢しなくてもいいよ」と相手を見つめ)
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