匿名さん 2021-02-24 23:00:36 |
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秋月楓:
(相手も大丈夫と聞き「よかったあ……」と心の底から安心したように双眸を細める。相手の指先が熱くなった目元に触れれば、涙で濡れた瞳でそっと相手を見つめた。ここまで助けに来てくれたことに胸がいっぱいになり再び抱きつきたくなるのを口をきゅっと結んで堪え。歩き出す彼の隣に並び、簪を大事そうに両手で受け取ると胸の前で握り締めた。相手から貰った簪が手元に戻って来て安堵の息を吐き出し「ありがとう。……ごめんね。化粧室で髪を直してた時に襲われちゃって」と眉尻を落とし。両手で握り締めていた簪に目線を落とすと特に傷もなさそうで。"見つけた人"という言葉にちょっと首を傾げつつ口を開こうとした時に相手のスマホに着信が入るだろう)
辻倉灯里:
(「"清め"の札は貼ってある?」という自身の問い掛けに横にいた妹の憂里(ゆうり)は『もうばっちり!』と愛嬌のある良い笑顔で頷く。あれから地下に来る途中にいた塗り壁を丸めこんで協力させて無事に妹を救出……というより到着した時は拷問にかけようとした怪異は既に妹にボコボコにされていた。元々バーは証拠さえ掴めれば祓う算段だったため店内のあちこちに既に清めの札は貼って来ており。これは怪異の力を削り取り、祓う力を込めてある。店内を丸ごと潰すためのものである。バーから少し離れた店の裏にて、自分たち姉妹と式、協力者の怪異を連れ。協力してくれた相手の安否が気になっていたためすぐに相手のスマホに電話を掛けようと画面を耳に当て。しかし今都合が悪ければ後程でもと考えて)
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