匿名さん 2021-02-24 23:00:36 |
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司狼:
(土壁で囲まれた通路はもはや洞窟。静かに息を吸うと土の匂いが鼻孔をつく。暗闇の中にいても狼男の自分は夜目が効くため、対峙している相手を寸分違わずぴたりと焦点を当て。だが昔の相手を知る自分にはその話はにわかに信じがたく、一体彼に何があったのだろうかと怪訝に目を細め。思わず足を止めて僅かに沈黙するが、次の言葉には歪んだ笑みを見せ「……ハハハ、このバーをですか。一体どのように潰すおつもりでしょう。何か証拠を掴んだとでも?」大袈裟に肩を竦めるのは相手の言葉をハッタリだと思っているから。バーがこの街に出現したのは最近のこと。もし相手が何度か潜入していたとしてもこんな短時間でマスターの警戒心が解けるわけないと思っているためで。また、術で女は失神状態にあるため、突然目が覚めることはないだろうと考えており)
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