匿名さん 2021-02-24 23:00:36 |
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鏡:
(木札を見せられると鏡は波打ち、次第にそこに映る虚像は土壁に囲まれた通路へと変わり。そこは鏡――正確に言うと鏡に寄生する怪異の領域で、万一鏡がこの場所から取り外されたり鏡の力で道を閉じてしまえば地下通路は崩れる可能性があり。そして鏡は元より司狼をよく思っていないことに加えてここ最近、このバーはどうもずさんでボロが出るのも時間の問題。もうそろそろこの鏡に居座るのも潮時と考えていて。「お客さん」と店員のように相手に一度呼び掛け「此処からは私の領域さ。出たければとにかく真っ直ぐ、真っ直ぐに走れば必ず光が見えて来て店の裏口へ出られる。けれど決してその木札を落とさないようにね」と鏡に映った相手の姿で出口を教え、通路を通し)
司狼:
(鏡を通るとすぐに楓を気絶させ、小脇に抱えて通路を進んでいた。しかしあの彼がそう簡単に逃がしてくれるだろうか。木札を持っていなかったとしても力づくで通路を開けるくらいするのではないか。ふと過去、自分が相手に仕掛けた罠がどうなったかを思い出すと、何事も無く終わる気がせずふと後ろを振り返る。するとそこには穏便に鏡から出て来た相手の姿があり、どういうことなのかと開いた口が塞がらず「あなたが木札を……? 一体どういう風の吹き回しですか」と相手を見て)
( / ありがとうございます!)
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