匿名さん 2021-02-24 23:00:36 |
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えぇ、ありがとうございます
(無事に記憶を差し替えられたようで何事もなく振る舞うマスターに安心して。部屋の扉を開けられお礼を言ってから中へと入って。黒い扉をくぐれば仄暗い部屋があり部屋の奥に相手と相手の近くに立っている狼男の姿を見つけて。相手の体に打撲の痕と口にテープやロープで縛られている状態を見れば激しい怒りを感じて。一度は忠告したにも関わらずそれでも突き進み自分の大切な人に無体を働いた狼男を許すつもりはなく、狼男とは対照的にスッと表情を消せば「お前たちは私のものに手を出した」と告げ、自分の影から盛り上がるように現れたのは闇を固めたような真っ黒な一振りの刀で。紅夜として恐れられていた時代、戯れではなく本気を出した時にのみ使用していた『朔』の柄を握るとまずはさっさと狼男と相手を引き離してしまおうと問答無用で狼男に切りかかって。『朔』は紅夜が当時の祓い師が使っていた刀に興味を引かれて自らの能力を使用して作った刀だ。強度や切れ味は当然ながら特筆すべきは触れた血を吸い上げる吸血作用であり、切れば切るだけ血を奪い己の物とする効果があって。しかしその特性から口から血液を飲むことでその味を楽しみたい場合には不適格であり『食する楽しみ』を放棄した完全な戦闘モードであることが窺えて)
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