匿名さん 2021-02-24 23:00:36 |
通報 |
マスター:
美鈴は今は地下のキッチンで掃除や片付け等の雑用をさせております。何やら嗅ぎ回っているような心証を受けましたので地上には出さず、折を見て拷問しようかと思いまして。
(暗示に掛けられているためさらりとした口調で本心が曝け出される。もし店にとって害をもたらす存在であれば、拷問後に彼女を食材にしてしまおうと目論んでおり。「裏帳簿と顧客リストの場所は、事務室の金庫を退けたところにある壁の中に隠してありました」と続けて事務室の場所も包み隠さず話し。「木札の予備も事務室の棚に――」とそのまま具体的な場所を淡々と抑揚のない声音で話して)
燐火:
(拷問という言葉を耳にした瞬間、全身の毛が逆立った。子供のような明るさが失せ、瞳の奥では熾火のように静かな怒りが燃え広がるがマスターの話を聞き終えるまでは黙ることでこの憤りを堪え。そして木札の在り処を尋ねる相手の言葉は此方への配慮を感じ、幾分か感情が鎮まるとくるりと細長い身体ごと相手に向き直り。そのまま慇懃に頭を下げ「上月様、上月様、帳簿や顧客リストの入手、そして質問の機会を頂きありがとうございましたっ」本来なら恋人を助けるためだけに動くことも出来た相手。しかしそれに加えて闇商売を裏付ける証拠を見つけ出してくれたことや此方への配慮に感謝の意を伝え。あまり相手に力を使わせ負担になるのも心配で、同時に辻倉の妹も気掛かりであるためこの辺りで引き上げようと考え「これ以上お聞きしたいことはないため、この辺りで私めは辻倉の元に戻ろうと思います。その前に何か上月様の方で話しておきたいことはありますか? 私めは辻倉の方の様子を見次第、再び上月様の元に戻ることもできます」と相手を見て)
トピック検索 |