匿名さん 2021-02-24 23:00:36 |
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(初回以降は値段を段階的に吊り上げていくため、初回だけ見ると良心的な金額ではある。そうでしょう、と言うように目を細めて相手を見ると、元々疲労も蓄積されていた為かその黒い瞳を吸い寄せられるように見続けて。暗示に掛かった証拠として次第に瞳は光を失い、虚ろに帯び始める。「……実に様々なお客様がお見えになりますよ。今お持ち致しましょう」とぼんやりとした声色で伝えると通路の奥へと歩き出し。――そして数分後、顧客リストや帳簿を持って戻って来ると相手に差し出して。そこには知名度のある怪異であったり、裏の業界では名の知れた怪異であったりと上客の名前が数名上がっており。裏帳簿には闇で取引したと思われる日時や取引先などが記録され、紛うことなく真っ黒であることが窺え)
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