匿名さん 2021-02-24 23:00:36 |
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ええ、ええ。こうして再び出会えたこと、至極光栄に御座います。
(相手の瞳が黒いことに気付くが変わらぬその口振りに、度々相手の前に姿を見せていた頃の思い出が蘇って来て懐かしさに目を細め。目標としてきた相手が今目の前にいるという事実に感動し、一言一句相手の言葉を噛み締めるように頷いて。感極まるあまり次第に目の前がぼやけて涙すら出そうになり「失礼しました。未だ信じられず……」とポケットからサッと手早くハンカチを取り出すと目頭を軽く抑え。普段人間を家畜同然に扱うような酷薄で残虐的な姿はそこにはなく、一度深呼吸して再び気持ちを落ち着かせれば周囲に人がいないことを確認し「……紅夜さん、人間の血液をもっと効率的に手に入れたいと思ったことは御座いませんか? なぜ強者である我々怪異がコソコソ人間のフリをしながら、隠れて人間を襲う生活をしなければならないのかと」と相手を見つめ)
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