匿名さん 2021-02-24 23:00:36 |
通報 |
まさか。俺は何もしていませんよ
(怪異の派手な演出に彼女のやる気を感じて。これは怖いだろうなと思って様子を見ていれば男たちが次第に恐怖し始めていることを感じて。大人しく胸倉を掴まれながら小さく笑って素直に答えてから自分の胸倉を掴む男の手を掴んで引き離して。「でもそうだな、あなた方がこの商店街から拒まれていることは分かりますよ」と余裕の態度で言って。自然な動きをしていた商店街の人々が動きを止め、無表情で男たちの方をじっと見るようになって。『悪い子? 悪い子? 悪い子悪い子悪い子悪い子――』と男たちの背後、死角から少女の声が聞こえてきて。声の方を見れば長い黒髪に白いワンピースを着てサンダルを履いた小学生くらいの少女が立っていて。繰り返し"悪い子"と言って、男たちを指さして問いかけながら最後に金髪の男を指さして『悪い子?』と言って首を傾げて。『こ、こんなのは幻覚か何かだ! ま、幻なんだ!』と男の一人が狂乱した様子で少女に掴みかかって。主婦のように通り抜けると思っていたが男の予想は外れ、少女のワンピースを掴むことが出来てしまって。掴めないはずだと思っていた男は触れることが出来てしまったことに驚愕の表情を浮かべ少女を見て。『悪い子だ』と少女は微笑むとワンピースを掴む男の手に触れて。その瞬間、どこからか伸びてきた何本もの手が男の手足や体を掴んで。いくつもの手に掴まれた男は悲鳴を上げ、地面から30cmほど持ち上げられると手に引っ張られて凄いスピードで商店街の奥へと消えて。男の姿と悲鳴が遠くなりやがて見えなくなってから少女は金髪の男に近づいて『悪い子?』ともう一度首を傾げて)
トピック検索 |