匿名さん 2021-02-24 23:00:36 |
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(遠方まで買い物に出掛けていたため、火事と連絡が入ってから慌てて帰って来たのは夜遅くだった。既に消火活動が終了した現場には焼け焦げた自身のアパートが視界に映り。しかしこの深夜帯ではどこに連絡も取れず、今日仮住まいとして借りられる家はない。ホテルに行こうにも買い物で使ってしまってホテル代すらないという情けない状況で。公園で一人、必死にスマホで連絡を取れる人を探すもすぐに繋がった者は旅行中だったり、酔っぱらっててお話にならない人だったり。もうどうして良いのか分からず、スマホを両手で握り締めたまま疲れ切った顔で公園のベンチにぽつんと一人。ふと顔を上げて煌々とした満月が視界に映ると、月が見えたら思い出して――、と言った相手の穏やかな声音が脳裏に再現され、思わずくしゃりと泣きそうな顔になり。藁にもすがる思いで咄嗟に荷物と共に立ち上がり身を翻して。しかし公園を出た先、不意にどん、と誰かとぶつかり身体がよろめいてバサッとこの場に響いたのは自分の荷物の入った紙袋が落ちる音。ぶつかったことに「すみません、大丈夫でした――」か、と顔を上げた瞬間、息が止まり。そこにいた人物は今まさに会いに行こうと思った人でみるみるうちに目を丸くして見つめ。目の前の相手が誰だか理解が及ぶと助けを求めるように「上月さん……」吐息と共に漏れた声音は、いつもの精彩を欠いて弱々しく、抱えきれない消失感から瞳を揺らしていて)
( / すみません、長々と書いてしまって…。要約すると、予定通りアパートが火事で燃えてしまい行き場を無くしている場面です。連絡を取れた相手も頼れず、ふと月を見上げて上月さんを思い出し助けを求めに公園を出て行くと、偶然にも散歩途中の上月さんと会う――という流れになっております。
ついに非日常へと突入することにワクワクしています…!時間帯のことも了承ありがとうございました!
一応一つの到達点であった非日常へと移ることが出来たので、今後の物語の方向性を確認させて下さい…!火事後の場面がある程度落ち着いたら、次は⑤の『帰宅途中の募集の前に酷い傷を負った提供が姿を見せる』に移行する展開になるのかなと考えておりますが主様のご意見と相違はないでしょうか…?)
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