匿名さん 2021-02-24 23:00:36 |
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(困惑した声音が聞こえ満足感を覚えながら血を吸っていれば自分の正体にである単語が聞こえ、少ししてから優介から牙を抜き目を開けて。開けた目は赤く染まっており口に付いた血をハンカチで拭えば相手に視線を向け「えぇ、吸血鬼よ」と口角を上げてにこりと微笑んで。「私はね、紅夜様のことを手に入れたいの」と自分の目的を口にして。「秋月さんが吸血鬼についてどれくらい知っているかは知らないけど、吸血鬼の能力は暗示をかけるだけじゃないの」と言って優介の首にできた真新しい噛み傷に触れ「噛みついて力を流し込むことで対象を魅了して支配することができるのよ」と吸血鬼の能力の1つを説明して。「暗示よりも使う力は多いのだけど、暗示と違って自分で考えて動くことができるから使い勝手がいいの」とまるで道具について話すかのように言えば、どういうことなのか分かるように見せつけるつもりで「優介、あなたにとっての幸せって何?」と優介を見つめて語りかけて。「私の幸せは麗華様に尽くすことです。麗華様のためならこの命を捧げることも惜しくはありません。私の全ては麗華様の物です。愛しています」と虚ろながらも確かな熱の籠った優介の眼差しを受け、抱きしめられながら「ありがとう。いい子ね、優介」と慈しみの感じる微笑を浮かべると優介の頭を撫でて。そこに恋愛感情は見られないがペットに向けるような愛情は感じられて)
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