とぴぬし 2021-02-24 19:22:15 |
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>一期一振
ええ、彼は…とても、そうですね。やはり私とは見てきたものが違うのは当然の事として、達観しているようで、それでも、
(柔らかい笑みに気が付けば、何処の本丸であろうと弟達を想う兄の姿は共通なのだとどこかでほっとする自分にこちらも口角をやんわりと上げて。すとんと少しだけ間を空けた位置にすっと膝を折り座り直しては、自分の分の羊羹を持ち上げ光に透かすように見て。窓から覗く藤と同じ色をしたそれは、あの日の彼の目と同じ色。喜んでくれたあの日の姿を伝えたいのに上手く言葉が出てこずに困ったように笑い)
彼は、二人きりなら、もっと無邪気に笑ってくれるから、つい甘やかしてしまって
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