五条悟 2021-02-19 21:37:48 |
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( 久々の休日らしい休日に些か浮かれ過ぎたようだ。両手いっぱいの紙袋へ視線を移しながらぼんやりと帰宅方法について考える。伊地知――はやめておくか。どうせまた明日から振り回すつもりだし今日くらいは英気を養っておいてもらおう。かと言ってタクシーというのも何だか嫌だ。静かな運転手に当たればいいが、そうでなければ気分的に少し辛い。……こういう時、傑が居れば。ふと過ぎる‘もしも’を頭を振って消し去る。考えたとて詮無き事。哀しくて虚しくて腹が立って…それから、寂しくなるだけだ。詰まった息を細く長く吐き出したならゆっくりと歩行を再開。何処かにあの恋しい姿が現れないか。そんな儚い希望を胸に人混みの中を縫って歩き。 )
――――――
今晩も上げておくね。
どうか傑の目に止まりますように!
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