百鬼夜行絵巻（シナリオ選択制／物語性重視／中ロル～）

>>81 源三


「それぐらいのご用事なら、日の高い内に済むでしょう。」

(尋ねてみれば、若者はにっこり微笑み、間も置かず答えを返し。また、床屋の旦那も胡座を組んでいる両膝に太めの腕を添えたまま『 町から滝だと、町から此方の方が少し遠いぐらいだな 』と言って頷き。若者は手前で片付けるつもりなのか、さりげなく空になった湯呑みを手に取ると、徐に立ち上がり、あばら家の主人を振り向き、柔和で人好きのしそうな表情で「まして、今は朝。これから町に下りて床屋に寄り、時間を潰してから滝に向かっても昼を少し過ぎるくらいになるじゃないんでしょうかね？ 丁度良いので、正午の飯は権太郎さんに蕎麦でも奢ってもらいましょう。」と、あっさり厚かましい提案までして。それを聞いた床屋の旦那は、若者を見上げ、一瞬ぽかんとした顔になったが、すぐにあばら家の主人と隣の少女に視線を流し、それからまた若者の方を見て、やや動揺を帯びた声音で)

『 お二人さんはともかく、お前もか。蕎麦の一杯ならともかく、酒代までは出さないからな 』




(/ 場面転換させようか迷いましたがワンターン置くことにしました。藤吉は何処を指名してもその場所まで案内しますので、次のレスでは其方様で1.床屋付近や、2.滝に向かう道等に転換して頂いても構いませんし、3.あばら家からの下山の道中からの続き、もしくは、転換なしで4.あばら家での話の続き等に繋げて頂いても構いません。3か4の場合は、続きの場面転換は此方でさせて頂きますね/蹴り推奨)