匿名さん 2021-02-17 20:50:40 ID:c1ae7d2ff |
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>128 主様
いちじく、にんじん、さんしょにしいたけ……
( 山の中腹ほどに居を構えている寂れた寺の軒先に人影が一つ。他に人間の気配のない静寂をものともせずによく通る声で音調をなぞっては、手に持っているささくれ立った箒をからんからんと拍子を取るように遊ばせながらも小器用にチリを一箇所にまとめ。和尚一人に小僧が一人とこじんまりとしたこの寺に宿を頼んだのが一節前のころ。長年の無理が祟ったか、和尚が腰を痛めたのは三日ほど前。居合わせたのが薬の心得のある若者であったのは不幸中の幸い、といったところか。手持ち無沙汰な小坊主に説法なり噂話なりを聞かせてやり、ついでとばかりに年寄りと子供には厳しいであろう雑務をこなしていく内に随分と気心が知れたもので、今では作務衣を着こなしすっかり馴染んだよう。今日は丁度切れかけていた和尚に塗る生薬を小僧に取りにいかせたため、際立って自由に過ごしている様子で。響き渡っていた歌を唐突に止めて、ぎゅっと小難しい顔をしながら苔むした石畳みの道を凝視したかと思えば「煮物!夕餉は煮物にするか」と喜色満面、楽しそうに大きな独り言を )
(/少々ブランクがあるので練習がてら此方から回させていただきました。シナリオ進行に不都合な点や読みにくければ書き直させていただきますのでご遠慮なく!寺の和尚や小僧の設定は特に何も決めていないため、お好きに動かしてくださって大丈夫です。大変お忙しいとのご様子なので、重ね重ねご無理はなさらずにご自愛くださればと思います。)
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