匿名さん 2021-02-17 20:50:40 ID:c1ae7d2ff |
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<サンプルロル>
(生い茂る樹木は蒼穹から注ぐ陽光をその葉で受けて、地面に濃淡の異なる緑色の影を落としており。木立の間を抜ける風は爽やかで、涼やかな空気を栗鼠や鹿と云った森の住民たちに届けていて。小鳥の声と草木の囁き以外に取り立てて耳に届く音はない静かな道を進んで往くと、やがて聞こえてくる音に水のさやめきが加わり、尚も歩み続ければ、開けた場所に出る。──其処こそが、近隣の村の者からは“清秀芙蓉の滝(セイシュウフヨウノタキ)”と呼ばれている、曰く付きの水場であり。
幾らか遠方の山から続く清水を運ぶ河川の一部で、流れ落ちる水流の落差は70尺をゆうに超え、幅も大の男が腕を広げたところで到底囲えるものではなく。それでも、元々は暗い話のある場所ではなく、むしろ、村の木こりや猟師だけではなく、旅人も足を休められる隠れた憩いの地であって。だが、最近は誰も近付かない。不用意に近付いた者の御霊を狙う、恐ろしい影が其処に潜むと専らの噂であり)
…………やれ、寂しや、寂しや…
(/70尺=20m強。宣伝を兼ねたサンプルロルです。参加者様を心よりお待ちしています。)
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