幼なじみくん 2021-02-09 18:11:47 |
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そっか……
( 彼の言葉に、少し前の地面へと視線を落とす。しばらく逡巡するようにじっとその場所を見つめ、そして、ぎゅっと両手に拳をつくった。「うん」と小さく自分を納得させるように頷いて、顔を上げる。目の前には涼しい彼の顔。自分にとっては安心するその表情へ、決意の込もった視線を向ける。何も考えずに告白を受け入れてしまったことは、正直ちょっと後悔してる。でも、今さら〝やっぱり無しで〟なんて言えないし、過ぎてしまったことばかり考えていても仕方ない。意識をこれからの事に切り替えて、彼へと宣言する。何かがずっと心に引っ掛かっている気がするけれど、きっとこれで間違っていない。……間違っていない、はず。 )
明日、あの人と話してみる。見守っててね、翔陽。
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