幼なじみくん 2021-02-09 18:11:47 |
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……え。
( 思いがけない彼の言葉に、ぴたりと足を止める。誰かと付き合うことで私の日常が変化するなんて、考えたこともなかった。ただ、顔を真っ赤にして〝好きです〟って言う姿が何だか可愛くて、友達の話す恋愛というものを知りたくて、よく考えもしないままに告白を受け入れてしまったのだ。そっか、彼氏と帰るようになったら、翔陽と歩くこの時間も無くなってしまう──。嫌だ、と、はっきり自分の心の声が聞こえた。口には出さなかったけれど、きっと、顔には出てしまっている。惑うように瞳を揺らす。報告したそばから、早速彼に相談する羽目になってしまった。こんなんでこの先大丈夫なのだろうか、と、ちょっと不安になる。 )
どうしよう、翔陽。やっぱり付き合ったら一緒に帰らないと駄目かな……?
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