及川さん、流石早ぇッす、こんばんは。あんたの事、待ってました。俺の文体とか問題なければ、相手してくれませんか。( その姿が目に入れば、ふと息を飲んだ。彼が目の前に居る。違えば下がる、そんなふうに告げた彼の手を、離れて仕舞わぬようにパッと握った。貴方で合っている。そういう様に、紺色の瞳に焦りを滲ませた。 )