甘々な　　（　〆　）

……携帯を。意外（小声）…それは焦りますよね。んー、でもなんとかして見つけないと…。
あたしなら大丈夫です。バイトある日はいつも遅くなるから、これくらい平気なんで、気にせんでいいですよ。
（　クールな印象が強かったので、意外な一面に一瞬ほほえましく思う一方で、先生の様子からどことなくやはり携帯を気にしているのではないかと感じる。先生からの申し出は、他の女子生徒のこともあるのでニコッと笑って遠慮し、プリントを回収する。とはいえ、このまま帰るのも後味の悪い気がし、何かできることはないかと思いを巡らせ、　）
……そうや。もう試してるかもしれへんけど、あたしの携帯で先生の携帯に電話するのはどうですか？……でも、生徒に番号知られるとまずいんか（小声）……せやったら、あたしの携帯渡すんで、それで先生自分の携帯にかけて、終わったら履歴消してから私に携帯返してくれたら、あたしは先生の番号わからへんし、いい案やと思ったんですけど、どうですか…？（　遠慮がちに携帯電話を差し出し　）