一見さん 2021-01-22 19:19:42 |
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「どうする?ウォード。もう始めちゃう?」
「…勝手にしろよ。俺はお前に任せるぜ。」
「…じゃあ皆~、入れる子は入ってね。俺たちで勝手に始めちゃうから。」
ーーー
(導入のその後から始めます。)
「は~…今日は流石に疲れたねぇ、ウォード。」
裏路地にひっそりと建つ雑居ビルの前、太刀の男の後を追いかけていただらしない雰囲気の男が前に出、両開きの木製扉の鍵をがちゃりと開けて事務所の中へと入る。太刀の男は何も答えずその後を追うようにまた事務所の中へと入り、木製の高級そうなデスクに一直線に直行すると椅子を引いて腰掛け、デスクの上に長い両脚を組んでどさりと乗せてから「…ノーマン。パフェ。」事務所の電気を点け、革張りのソファーに座ってようやく一息をついただらしない雰囲気の男に傲慢な口調で呼び掛ける。ノーマンと呼ばれた男はため息を吐きつつも「…はいはい…約束だったからねぇ。」口元に笑みを浮かべながらモデルルームのようなキッチンへと立ち、慣れた調子でパフェを作り始める。
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