陽が照らす桜木（設定・相談室）〆

【GLOSSARY-用語-※詳細追加版】

初期版　>>3 >>4


＊選ばれし人間と契約魔人の関係性（※）
初期の頃、魔人は4名しか人間界に存在していなかった為に、契約出来た者達は「選ばれし人間」と呼ばれていた。現在の意味合いとしては、選ばれし人間が何度も転生と同じ魔人との契約を繰り返す事からそう呼ばれている。（他の人間は転生を繰り返さないし、同じ魔人と契約する事もない。それ故に魔人の存在を知らない者が殆ど。）

また契約を繰り返す内に深く強い繋がりを持つ様になり、同じ相棒でないと契約出来ない事が後に判明した。別名「魂の契約」とも呼ぶ。それでも契約適齢期になり尚且つ、血印契約を交わさなければ当然ながら魔人の力は使えない。選ばれし人間と契約してる魔人の眠る場所は、他の魔人とは異なり厳重な結界に守られ他を寄せ付けない。また他の魔人とは違い、身体ごと眠りについている為依代も不要。



＊他の魔人、魔人の目覚めについて（※△）
まず眠りとは一種の封印の様な物。
基本的にどの魔人も眠りについているが、眠っている場所は様々。眠りつく場所は魔人の属性に左右される（水なら川・湖・海など）。
ただ同化（水／川底の石、大地／森の木、洞窟の壁等）している事から見つかる事はまず無いが、＂属性を表す紋様＂が現れてる。同化してる物を破壊するか、人が10秒以上触れると眠る場所が光り目覚める。しかし目覚めたばかりの魔人は身体を持たず、浮遊する魂の様な存在で依代となる人間の体が必要。依代とされた人間の魂は消える事となるが、代償としてその者の家族や大切な人に幸福が訪れるとされ、来世でも幸福な人生が約束される。

その為きっかけさえあれば、眠りから偶然覚める者も居る。例として、「自然災害の影響で偶々」や「発掘調査で人の手に触れて」などなど。
必ずしも契約者がいるとは限らず、契約せずとも存在する事は出来る。力さえ使わなければ人間と変わらない為、人間だと偽り暮らしている者もいる。
しかし未契約の場合、目覚めてから1000年後に強制睡眠期間へ入る。



＊強制召喚
上記の偶然の目覚めとは異なり、対価を払い眠る魔人の魂や魔獣の魂に直接語り掛け強制的に呼び起こすもの。普段の目覚めと違う点は、呼び起こした者の目的が何であれ憎悪や怒りといった負の感情に強く反応する為、闇落ちした状態で目覚めてしまう事。召喚主に逆らう事は不可だが、許可さえあれば召喚主の体を乗っ取り動き回れる。見た目的特徴は、召喚主の左右どちらかの眼の強膜が真っ黒。
対価は２つ、１つは生贄となる高貴な人間。
もう１つは、能力に耐え得る強靭な肉体と精神力を持つ人間の体（依代となる器）。
常闇契約（※▼）と同様に、教える事も禁忌。



＊人造魔人（※）
何らかの方法で目覚め、月［カルム］から勧誘を受けた未契約の魔人を元に、動物などの人外と合成させ生まれた新しい存在。本来の魔人の姿とは異なり、背中に翼を持つ者、獣姿になれる者など多種多様。明らかに姿が異なる為、判別は非常につきやすい。
非常にリスクが高く命を失う者も多い中、自我を保てる者もいれば、動物の本能に抗えず自我を失い暴走する者もいる。



＊憑依実験（※）
遠い過去に一度だけ王の命令により、太陽［シャムス］に知られる事なく秘密裏に軍施設で兵士を使って実験が行われていた。内容としては、とある魔人から教えられた強制召喚を行い兵士の身体を依代として与え、より強靭な兵士を生み出すというもの。軍事力強化の為に行われていたが、兵士の体が憎悪で増した強大過ぎる力に耐え切れず消滅し、成功例を出す事なく失敗に終わった。
後にこの実験データを月［カルム］に流した者がいた事で、彼らが独自に改良と実験を繰り返し完成。



＊月［カルム］について
王家は、月［カルム］について初期の情報のみ資料に記載され、以降の記録は無い為把握しきれていない。組織の規模、目的についても現段階では不明。
統率者が転生し魔人と契約している事は知りつつも、顔や容姿、名前すらも知らない。



※→ 王家が把握している情報。
※△→重要部分を除いた情報を王家が把握。
※▼orマーク無し→知らない。