妻鹿山 琥珀 2021-01-14 21:23:07 |
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せんせってそんなに視力悪かったんだ。
(眼鏡の件には納得したように僅かに頷き、それ以上は気にしないように彼の後に続き。落ち着いた雰囲気の店内に個室形式の座敷、良い席に通されたことは何となく分かってラッキーだなと内心でほくほくしつつ「 ハンガーそっち側にしか無いのな。じゃーお願いしゃすっ 」目上の人に対する無意識な遠慮から直ぐさま後ろを確認するも、上着を預けられるフックは上座側にしかなく。ここで断るのも野暮かと、裏起毛の革ジャンを脱いでテーブル越しに相手へと渡して「 はー楽しみ!せんせは1杯目何派?俺は生呑みたい! 」彼が腰を落ち着けるのを待ってから同じタイミングで座布団へと腰を下ろし。いよいよ待ちに待ったご褒美が目の前にと思うと犬宜しく涎の垂れる心地で、キラキラした視線を送り)
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