常連さん 2021-01-06 10:12:26 |
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如何にも。不本意ながらそう呼ばれている者ですが。君こそ東洋の鬼、とか言いましたっけ?
(先の大戦で勝利を掴み、めでたく佐官の名を冠した自身の幾度目かの戦場。鳴り響く銃声と金属がぶつかり合う轟音、後方の暖かい部屋でぬくぬくと過ごす日々は未だ遠いのを自覚させられながら戦況を伺い見る。敵味方双方の殺意がぶつかり合う中で攻め入られたは我が駐屯地。より一層強い気配の主に話しかけられたかと思えば彼の有名な鬼ではないか。東洋人にしては図体の大きい、その場の空気すら圧してしまうその雰囲気に恐れるばかりか緩やかな笑みは深まるばかり。部下は生憎手が空いていないようだ、たかが一兵に構っている暇もないと理解しつつも相手が相手である無視するのは危険と判断すれば傍らに小銃を携えて酷く穏やかな声で返答を。)
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