名無し 2021-01-06 05:21:10 |
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>>アルトリア
「成る程、やはり冬木の王でしたか……」
自分が罰されたかった、というアルトリアの発言に、困ったように笑う。
「王よ、我らはどちらともなく無い物ねだりで、本当に必要だったのは剣による罰ではなく言葉による相互理解だった……などと、罰を求めて狂った私が言えた立場ではないのですが。しかし、ここは古今東西あらゆる英霊がそのしがらみを一時休戦させ、手を取り合って世界を救うために戦う夢のような場所ですから」
恭しくアルトリアの前に跪き、手を差し出した。
「是非、会話をしましょう。そうして、ここの案内をさせて下さい。私は、王のことが知りたい。私は、王にもっと私を知って欲しい。貴女が正しい世界へ戻れるまで、どうぞ、今まで疎かにしてきた言葉を、交わし合えればそれに勝る喜びはありません」
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