ようこそ、迷子の人間よ (彼が部屋に入れば、自分もその後に続いて。ドアを閉めた訳でもないのに自分が完全に部屋に入るとひとりでに扉がしまった、この家にはそういう魔法をかけてあるのだ。見た目からは分からないだだ広い部屋の中、柔らかく、高級そうなソファをばすりと叩けば、どうやら座れ、と促しているつもりのようで、)