どうぞ、ここ家なので (そうと決まれば、にやりと怪しげに笑ったかと思えば彼を担いで空を飛んだのが数分前。すとん、と爽やかな草木の香りと、木漏れ日が漏れてさらさら光るような先程とは違う明るい森の中、その中にある大きなログハウスと煉瓦造りを足して2で割ったような、童話にある家の前に彼を下ろすと玄関を開け、)