可愛い、って……!(顔ぼむ) そんなこと言ってると、今度は私が萌に意地悪しちゃうよ……(半分冗談半分本気でぼそり) ── 大丈夫……じゃない (一歩外に出るや否や、吐いた息が白く変わる。こんな日に限って、うっかり防寒具を家に忘れてしまった。厚地のコートとタイツだけでは、寒さを凌ぐにはやはり無理がある。首元から入り込む冷たい風にぶるっと小さく身体を震わせて)