クロ 2020-12-08 21:14:54 |
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(さも当然のように家の場所を尋ねてきた男に、すぐさま眉間が皺を刻んで反応する。もちろん拒絶反応に他ならない。契約に至ったとある案件までの関係とはいえ、なるべく関わりたくないというのが本音だ。と言うのも、最初に会った時からこの男の軽薄さがどうも気に入らない。)
意外と紳士的なのね。でも結構。ボディガードを頼むには外が明るすぎる。
(脈絡のない質問の意図が分かれば、白い頬を緩ませてわざとらしいまでの笑顔をつくってみせる。男の頭に浮かんでいる考えが現実になることは何としてでも避けたかった。一緒に暮らす? 想像したくない。必要時に連絡が取れるよう連絡先を交換し解散するのが理想的だ。しかしそうもいかないことは分かっている。契約上パートナーと言っても相手は信頼に値しない犯罪者。目の行き届かないところで何をしでかすか分からないし、──これは杞憂であって欲しいが“ここまで”がシナリオであったならば……。やはり野放しにすることはできない。分かってはいるが一度で素直に教えてやるのも嫌だった。)
(/初回文ありがとうございます。こちらこそ、宜しくお願い致します!最初は険悪とあったので、一花が嫌味多め+感じ悪い雰囲気増し増しでお送りすることになるかと思いますがすみません…!近未来ということでドローンが至る所にいたりホログラム技術が充実していたり、そのような世界観で大丈夫でしょうか?科学技術がどこまで発展しているのか決めていなかったことに気付きまして…)
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