脅威 2020-12-06 18:14:54 |
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おい、褒めてへんからな?お前ヤバいやっちゃな…
大喜びするで?上機嫌で奢ってくれそうやしええかもな
(相手が照れるような笑いと雰囲気を出している事に嘘だろとドン引いた目を向けて狂ってるんだと確信する。一体何処に褒める要素があったのだろう、恐怖か。自分も中々のサイコパスだと自覚はしているが相手も同等、いやそれ以上に狂喜的な奴だなと改めて感じさせられた。彼は何故そう育ってしまったのだろうか。気になって仕方がない。
何やら呟いているのは分かっていた。何と言っていたかそこまで聞き取れはしなかったがおおよその事は予測できる。文句だろうな。自分が勝手に掻き乱し無駄に雰囲気漂わせ雑に切り上げて終ったのだから当然か。でも、これならこれで良かったのかも知れない。我慢したものが暴れずに済みその源泉は量が減る。相手を襲い傷付けたりしてしまったらそれこそ本当に戻れなくなる。同性愛という事でさえあの反応なのだ、暫く彼とは関わることが減る。少しずつでも良いからまた友人として関われたらなと贅沢な願いを思う。落ち着いた心は相手の迫力ある声に大きく波を立たせた。怒る程嫌だったのか?それとも蔑みにか?どちらを想像しても辛かった。もう既にバラしたようなものだ、今更否定したってしょうがない。「せやで。ごめんな、同性愛者で」そう言おうとした。それを言って帰る気であったのにドアの前に立ちはだかられここから脱出できなくなってしまう。何故嫌だと思う相手の近くに来る?もう期待はしたく無かった。嫌がらせにしか感じなくなってしまいそうだ。「そうや、悪かったな?…軽蔑したいならしてくれてええ」もう泣き叫びそうな程自分の言葉が胸を切り裂いていく。)
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