もう大丈夫ですから、離れてください (努めて冷静に彼にそう告げる。顔を赤らめてしまった以上、もう遅いような気もするけれど。それでも普段の学校生活で見せるような澄ました表情を浮かべつつも、しっかり腕は彼の背中に回していて)