ひぐらしのなく頃に業

ありがとうございますわ、レナさん･･･。
そのお気遣いだけで十分にございますのよ･･･。

ワタクシ、馬鹿なりに思いますの･･･。

世の中の成功者や落伍者は、皆自分なりに努力した結果なんですの。
自分の目指した者になれなかったからと言って、自分以外の何かのせいにしてはいけない･･･それは甘えなんですの。
自分によくない評価や結果が出たとしても、運や才能に恵まれなかった、生まれた環境が悪かった、と言い訳して逃げてちゃダメなんですの。
決して不幸を社会や誰かや何かのせいにしてはいけませんわ。
低学歴なら多くの資格取得、運動音痴はパーソナルトレーナー、貧乏ならハードワークや貯蓄や投資、ブスやブサイクは美容整形、低身長は骨延長手術･･･等々、自分にとって有利になるものが数多くあるのだから、それらを利用する為の自分の意思と努力次第でどうにでもなる。
だから今の自分に納得がいかないのは誰のせいでもなく、あらゆる物事を試さない全て自分のせいなんですの･･･。


つまり、今ワタクシがこうして落ちぶれているのは、すべて自己責任なんですの。
努力は続かず、結果は結ばれず、人のせいにし、環境のせいにし、果ては過去の自分のせいにさえもする･･･。自分の落ちぶれる言い訳を永遠に探し続けているクソなんですの･･･。
特に学校という場所のヒエラルキーは、能力がある者が能力がない者を蹴落としてのし上がっていいように設定されている･･･。
ですから、順位が下の時点の者が格下になる。それがルチーアでは尚更顕著になってますの･･･。
だからワタクシのランクは、最下層と言っても過言ではないですわ･･･。

そんな何の救いようもないそこまで落ちぶれたワタクシの結論はといいますとね･･･。

自分が努力する事を放棄し、外法を使って周りを自分の納得するランクに、落とす･･･。

もう、それに尽きましてよ･･･。

（あえてレナに自分の正体を曖昧に伝えようと、長々と喋る沙都子）