ひぐらしのなく頃に業

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ワタクシは…優しさを持ちたいんですの…。
その優しさから生じる愛を求めているんですの…。
愛されて欲しく、愛したい…。
愛の為ならできる事を…全てやりたいですわ…。


愛というとほとんどの人が良い感情だと思っていますの…。
でも、愛は多様性のあるモノで、良い愛もあれば悪い愛もある。それこそ人の数だけありますわ…。
そして愛という概念はすべて、自身のワガママがら生じていて、人間にとってとても大切で必要なモノ…だけど、とても利己的なモノなんですの…。
だから、愛が深ければ深いほど…信じられないくらいに、恐ろしいほどに…、時に悪魔的所業を行ってしまうほどに…何だって出来てしまうんですの…。


でも、真の愛を持つべき人に共通する事は、それは優しさを持っているという事…。
優しさは相手が求めているモノを与える事…つまり、利他的なモノなんですの…。だから優しさには、与える側に心身ともに力強さが必要になるんですの…。
逆を言えば、力強さがないと優しさを持てない…。優しさを持てなければ、愛し愛される術が限られる…。
だから、弱ければ弱いほど、愛という概念は利己的なだけの最低の形となってしまいますの…。


自分の弱さを認めて肯定さえできれば、ワタクシの愛もいつかは本物になり得るはずなんですの……。
でも、全部わかってるはずなのに……ワタクシは目の前で起こりうるだけの擬似的な愛にばかりすがってしまう…。
だからまだまだワタクシは、弱いんですのよ…。