とある悲恋好き 2020-11-26 23:20:11 |
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(紡がれた言の葉は突き放す様で照れ隠しでは無さそうだと感じ取り。それではそういう年頃だからだろうかと思案させながら消毒をしようと薬品へ手を伸ばそうとしたその時──急に切創負う方の手首を掴まれ抵抗する間も無く何時の間にか組み敷かれ天井を見上げていた。何が起こったのか状況を把握しようとするも早急すぎて頭が追い付かず、取り敢えず今は冷静になろうと軽く深呼吸し。その間に反対の手も掴まれそうになったが本が床へ落下する音に驚いて軽く肩を前後させてしまい。視線を天井から見下ろしてくる彼の方へ向けると表情は今にも泣きそうになっており、瞳の虹彩色が紅色へ変化した事により僅かだが疑問を抱く。違和感は瞳の色だけでなく開いた口から僅かに見えた人間には無い牙のようなものへ移り。書物の中だけでしか知り得た事の無い事柄に戸惑うも、震えた声が耳に届くと衝動から何故だか涙が頬を伝って床を軽く濡らし。今は彼を安心させるのが先決だと即決で決まると優しい声色で語りかける様に話し掛け、自身の翠の瞳は真っ直ぐに彼の瞳を見据えており)
──保くん! 私は平気だから自分をそんなに責めないで。ずっと誰にも言えなくて辛かったよね……。もしも血液が今すぐ必要なら、私の血でよければ保くんに差し出すわ。指からの出血量では足りない場合、やはりここは首筋が良かったりするのかしら?
メリークリスマスです!
一週間は目安でしたか。勘違いしていたようですみませんでした!その時の状況によりお返事は前後してしまいそうですが、3~4日という認識はそのままでお願いいたします。
本能のままに行動する保くんに好感度跳ね上がりです!組み敷かれる等かなり好みな展開でしたのでほくほくしております。今回は何となくだが現状を察し血液を提供というパターンにしました。多分依子は今後も吸血鬼だと理解を示しつつ、彼が血液を欲するのなら心配しつつも血液を提供するつもりでいると思います!
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