とある悲恋好き 2020-11-26 23:20:11 |
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(陽が落ち橙色だった空は気が付いた頃には何時の間にか夕闇へ移り変わり。一日曇天で今にも雨が降りそうな程だったが、漸く下校して帰路に着く頃には星が瞬く美しい夜空へ。何時もはもう少し明るい時間に帰宅しているのだが、今日に限り遅くまで残って作業をしていたので宵闇に包まれながら歩き続ける。成る可く早く帰宅する為に今日だけ近道を選択。歩きながら暗闇にやっと眼が慣れてきたその時、ずっと前だけ見て歩いていたのだが何かを感じ取りふと、周りに意識を向ける。真先に視界へ映り込んで来たのは薄らとだが人影に似た様な影。こんな時間に子どもが居る訳が無いと頭で考えつつも “もしも”の事を考え気になってしまったのか早足に人影へ近付き、暗闇の中で月光を頼りにしていたが急に足が止まってしまう。地面に脚が張り付くように立ち止まると其処に見慣れぬバロック小屋がぽつりと建っていた。例の人影の主は小屋の前に居り、冷たくなっているであろうコンクリートの地面へ腰を下ろして一心不乱に何かへ目を追っていた。張り付いて動かないでいた脚は何時の間にか歩き出しており、闇の中で姿はよく分からないでいたが近付いた事に拠りどんな人物か理解する。コンクリートに腰を下ろしていたのは見た目は弟と年齢が差程変わらない黒の学ランの男の子だった。突然話し掛けたら驚かれるだろうか──何て色々と悩むも性格から放っておく事等出来ず、ひっそりと驚かせぬ様注意を払いながら優しい声色で声を掛ける『 こんな遅い時間にどうしたの? ご両親が心配──』暗闇ではっきりと姿を確認するのは難しいが、少年の顔が月光の仄暗い光の下、薄らと見えた瞬間言葉を詰まらせる。遠くから見た時よりもまだあどけなさの残る容姿に其の肌は白すぎる程。きめ細やかな美しい肌──特に首筋にかけて点々と色付く濃い赤紫や切傷。眼を見開き瞬きを忘れる程に釘付けになり赤紫の色彩が頭から固着し離れず、身震いしてしまう。夫々家庭に深い事情がある。他人が簡単に口出していい事では無いが、其れは時と場合によるもの。視線は顔から地面へと変えそこには一冊の本が。文庫本であろうと推測すると同じ目線に成る様にコンクリートへ膝をつき、ゆっくりとした動作で顔を覗き込みつつ声を震わせながら必死に言葉発して)
読書は明るい場所でするものよ。この時間に暗いこんな場所にいたら危ないし、補導されてしまうから帰らないと。急に声を掛けてしまってごめんなさい。どうしてもあなたを放っておく事が出来なくてね。
PL様の文章が美しすぎて適切な言葉が思い浮かばず、此方の語彙力の無さを露呈してしまいました。比べて(比べたら失礼ですが)ただ文字を並べただけの纏まりの無い駄ロルで恥さらしもいいとこですよね。すみません、もっと勉強して出直してきます! 前トピのロルを所々コピペした箇所もありまして、其れが苦手でしたら新たに考え投稿し直しますので言ってください! 部屋へ保護するのは次のターンにさせていただきました。
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