クラスメート 2020-11-21 19:34:38 |
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ふふ、乾杯
(自身も手にしたコップを軽く上げ、冗談めかした相手の雰囲気に乗れば、仕草こそ控えめであるが、確かに楽しそうに微笑んで。元々一口で飲みきれる程度の量しか注いでいなかった緑茶をあっさり飲み干してしまうと、空になったコップは手近なところに置き。続いて、相手が語った感想に「でしょう?なかなかいいよね」と言葉少なながら、同意を示せば、座椅子にゆったりと深く背を預け、改めて目前に広がる風景に視線を向け。……すぐ先にある池はよく澄み、柔らかそうな新緑に縁取られた鏡面には、午前中のすっきりとした青い天涯が映し出されており。そこに桜色の花弁がくるくると、暫し宙で遊んでから緩やかに舞い落ちていく繰り返し……話には聞いていたが、眺めているとその都度に綺麗だと思え。しかし、現在その景色を捉えた瞳は、見惚れているという以外にも要因があって、ややとろんとしてきており。
……つまり、眠たい。いや、昔の人は偉い。春眠暁を覚えず、との格言(??)を残してくれたお陰で、春先の唐突な眠気については何だか仕方がないのかもという気持ちになれるのだから。あとは、早起きの所為もあるだろうか、それと、張り切りによる緊張感が、相手が早めに来てくれて緩んだことも影響しているだろうか。……徐々に回らなくなっていく頭脳で、うたかたのような考えごとをしてみたものの、当然ながらそれで眠気が撃退できるわけでもなく。ほとんど睡魔に押される形でぼんやりしたまま、動作こそゆっくりしているが、流れとしては唐突に、隣にいる相手の手に自身の手を重ね合わせ、軽く握ると腕を絡ませるように肩をつけて。実質寄りかかっては瞼を落とし、ほとんど寝言みたいに嫋々とした口調で言い訳のような台詞を吐き)
……恭介、ちょっと肩貸して。まだきっと、皆が来るまでは時間があるし、恋人の練習……
(/謹賀新年。昨年はお世話になりました。今年も宜しくお願いいたしますゞ
居眠りの描写は好き嫌いが分かれますが、一応まだうとうとしているだけなので、起こして貰っても構いません←。あるいは寝かせるのならソロル的な描写、もしくは他のメンバーが来るシーンまでの時間跳躍など、つくづくご自由に返して頂きたいです。)
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