病めるヒーローの憂鬱戦争【 異能 | 喜悲劇 | 戦闘 | 流血 】

【ルール】

■セイチャットルール厳守
■背後同士の喧嘩禁止
■ドッペルはなるべく無
→複数絡みは時系列を明確に!
■空気読める系のチートは有

【設定】

▼世界観
2020年。赤青黄の色が奪われたモノクロ世界。舞台は東京。また国民全員はとあるタナトスの監視下に置かれている。超大不況で年間自殺者数は10万人。精神疾患者も増え続けている。

▼イド
人間の心が異能として現れたもの。
特徴は、『心が病んでいればいるほど、イドの性能・強度が向上する』こと。逆に、心が穏やかであればイドは現れない。

▼タナトス
社会の人々の心を反映した生物の総称。
漢字だと「魔人」と表記する。
理不尽的能力を持つ。社会心理が荒れていればいるほど、邪悪なタナトスが現れやすい。重要なのが、常に社会と連動した存在であるということ。

▼パラノイド
タナトスを討つ人間を指す。職業化されている。イド＝異能が使える条件を満たしていれば、誰でもなれる。その反面、ニートやフリーターの死亡率が極めて高い。逆に、俗に言うメンヘラやサイコパスは生存率が高い傾向がある。

▼アナライザー
心理学の専門職。パラノイドに助言したり治療したりする。またタナトスの分析もする。

▼機関
正式名称『 精神異常物分析解消機関 』
パラノイドやアナライザーが所属することになる国有企業組織。ここから指令が出る。

【目的】
▼パラノイドの目的
タナトスを殺して根絶すること。
そして、以下の指定タナトスの討伐を最大目標とする。

【ドラマツルギー】
推定50万人殺害。
このタナトスに目をつけられた場合、指定する役割を演じ続けなくてはならない。演技をやめると自殺に至る。能力不明。

【モノクローム】
推定6万人殺害。
この世界から色を奪い、モノクロ世界にした張本人。能力不明。

【パノプティコン】
推定100万人殺害。
人間たちを「囚人」と呼び、どこかでずっと監視し続けている。そして命令に背くと銃や刃物で惨殺される。現在、内閣総理大臣にも命令が与えられていると思われる(消費税率50%にしたため)。能力不明。

▼タナトスの目的
それぞれの個体によって異なる。

【主pf】

名前】クロ
種族】人間
性別】男
年齢】20歳
職業】パラノイド

容姿】
■通常時
名前に反して白髪。切れ長の目に端正な顔立ちも傷まみれの皮膚で台無しになっている。身長は175センチ。痩せ型。パラノイダー用の制服からたまに覗かせる皮膚は、包帯が常に巻かれている。

■イド使用時
一言で言えば異形頭の人型バケモノ。
まず頭には、ガイコツ形状の黒鎧を被り、目元を隠すように２つの板が、バッテンに交差して、釘で取り付けられている。そして頭から下は、肌一つ見えない装甲のような黒い鎧姿。特徴的なのが、そうした黒鎧の端と端には太い釘が打ち込まれており、全ての鎧は、皮膚に直接釘を打ち込むことで取り付けられていることが分かる。

性格】普段は普通の一般男性。
一方で、戦闘時、イドを使用した際には、人格が入れ替わったように残虐で、大胆になる。

イド】『鉄壁の黒鎧』

瞬時に黒鎧姿に変身することができる。
この鎧は、防御力が異常に高く、いかなる火力も防ぐことができる。ロケットランチャーも3発までならビクともしない。
前述の通りその姿はグロいが、クロのトラウマや苦しみなどを具現化したものとなっている。ただし、黒鎧姿から元の姿に戻るには、鎧を外さなくてはならないため、どうしても釘を皮膚から抜く苦痛な作業が伴う。

備考】
防御力全振りマン。
本名は青柳 悔(アオヤギ カイ)
クロが11歳の時である。
魔人、ドラマツルギーによって、家族には役割が与えられた。そこで父親は「虐待する親」を演じなくてはならなかった。クロは「虐待される子」を演じることになった。押入れに、板が釘で打ち込まれて毎日閉じ込められ、暗い部屋で過ごす。そして決まった時間になると毎日、暴力を受ける。妹への性的・暴力的虐待が集中しないよう自分が耐えなければ、と思っていたが、いつしか父親は頭がおかしくなり自殺した。父親が死んでも「虐待される子」を演じ続けなければ、ドラマツルギーに殺されるため、今現在も、自分で自分を虐待している。
最大の虐待機会は、戦闘時である。相手からの攻撃を望むのである。

【テンプレのやつ】
/ 参加希望時は、pf提出と一緒におねがいしますね



「 セリフは無しでも可 」

名前】
種族】
性別】
年齢】
職業】
容姿】
性格】
イド】
備考】

( / ぼしゅあげ )

名前】ジン
種族】人間
性別】男
年齢】20歳
職業】パラノイド

容姿】
■通常時
黒髪、ショートカットを伸ばしっぱなしにしたような髪型で前髪が少し目にかかっている。一つにまとめた後ろ髪は結べるギリギリの長さでぴょこんと尾のようにはねている。身長は180センチ。気崩さない制服の上からでもわかるガッチリ筋肉質。両手に手袋をしている。顔立ちは堀が深く男臭いものの整っているにもかかわらず、目つきが悪く凶悪な印象。

■イド使用時
利き腕である右肩から先が異常に肥大化した、シオマネキのようなシルエット。両腕とも焼け爛れたように赤黒くゴツゴツとしており爪は獣のように鋭い。 実際に高熱を発しており、常に煙や蒸気が纏わり付く。
腕以外の頭や胴、足腰は通常時と見た目の変化はないが、右腕にバランス崩されない程度の強化はされている模様。

性格】口が悪く嫌味ですぐに意地悪なことを言う。しかし言い回しがキツいだけで内容は相手を心配していたり、基本的に穏やかで優しい。

イド】『諸刃の剣』

発動も元に戻すのも自分の意思通りにはできない。
正確には発動することはいつでも可能だが、いつ戻るかは自分でも分からず、また望んでいなくても急に発動することがある。
非常に攻撃力が高く、左腕でも鉄筋コンクリートの壁程度であれば軽く破壊する、右腕はさらに強力で射程こそ短いが大砲級の威力を持つ。
発動時は両腕が焼けるような痛みを伴い、実際に皮膚が焼け爛れていくように変身、戻るまでその苦痛に暴れ苦しむ。

備考】
攻撃特化。
本名は獅戸 緑(シシド ロク)
13歳の時に魔人、ドラマツルギーに「いじめっ子」の役を与えられている。同時に最愛の妹が「いじめられっ子」の役に。妹が大怪我や必要以上に酷い目に合わないように自ら妹をいじめていたが、その末に追い詰め自殺させてしまう。そのことで自身も自殺を謀ったがその瞬間イドが発動し叶わず、その間に「いじめられっ子」が今度は親友に与えられたため、彼のためにドラマツルギーに背くことで死を選ぶことも出来なかった。
現在は"パラノイドの仲間とつるんでタナトスをいじめる"ことで役割を守っている。そのためパラノイドの仲間へ嫌味を吐く必要はないが、長年演じてきた口の悪さが抜けない。
元々は熱血で真っ直ぐな人好きする性格で、誰かをいじめることに非常に苦しみ、妹の件で完全に病んでしまった。また誰かを殺してしまうかもしれないという恐怖が発現したイドは、急に発動し相手を傷つけることがあるため人に触れることを極度に怖がる。特にパラノイド以外は現在も「いじめ」の対象になりうるため会話すらも非常に恐れている。

(/素敵な設定に惹かれて参りました。是非参加させて頂きたいです。pfに至らない点がありましたらすぐに変更致しますのでご確認宜しくお願い致します。)

>7


( / 問題ありません。ぜひ参加してください ! )

>All


「 演じなさい 」

( 高層ビルが立ち並んだ街中。スクランブル交差点。
そこには異様な光景があった。およそ数キロメートルに渡って血と肉が当たり一面に散らばっている。
そして巨大モニターから流れるニュース速報が静寂の街中に響き渡った )

『 緊急事態です。現在、魔人ドラマツルギーによる襲撃を受けています。現地にいる方は迅速な避難をお願いします 』

( そんな放送はもはや無意味だった。
現地にいて、かつ生きている人間たちは、異形の生物を前に、血の水たまりの上にカタカタと震えて跪いている。なす術なく。
ーー当の異形の生物。数メートルにも及ぶ長身かつ細長い肉体の生物。子供が見たらトラウマになにかねない、赤緑のピエロの仮面を被り、2世紀ほど前のヨーロッパ的紳士服を着用したその姿の不気味さは遠くから見ても視認できる。そして、異形の生物『 ドラマツルギー 』は語った )


「 生きたければ演技をしなさい。
アナタはアナタの愛する人間を引き続き「 ストーカー 」しなさい。それがアナタの存在証明に繋がる。期限は現在2020年11月26日時刻19時17分30秒から2051年4月28日時刻2時13分1秒までとする 」

「 …は、はい 」

「 そこのアナタは仕事を辞めて、すべての事業を放棄し、すべての資産を預金現金化して燃やしなさい。そして、「 落ちこぼれ 」を演じなさい。それがアナタの存在証明に繋がる 。期限は現在2020年11月26日時刻19時18分2秒から2076年2月2日時刻23時45分58秒までとする 」

「……ふざけるな。ふざけるな！！ふざけるなぁぁぁ！」

( とあるサラリーマンは激怒した。彼のそばには同僚らしき女性が死んでいる )

「 死になさい 」

( ドラマツルギーは、長々しい人差し指をその人物の額に当てた。すると彼の頭は、文字通り、風船のように弾けた )

>主様
(/参加許可と絡み文ありがとうございます。
ドラマツルギーの異様な雰囲気にドキドキしております。
まだタナトスとの戦闘について雰囲気が想像しきれていない点があるため、お先にクロ君のロルを拝見させていただいて、そちらを参考にレスさせていただいてもよろしいでしょうか？)

>>10

( / 返事遅れて申し訳ないです… わかりました! あとチート有りなのでストレス発散的な気軽な感じでやっていただければと思います )

>all


( 静かな街中に響く足音。落ち着いた様子の青年がたんたんと足を進めた。死臭を運ぶ冷たい風によって青年の白髪がなびく。
道路には血と肉があちこちに転げ落ちている。その景色は前を見ても後ろを見ても横を見ても同じ。逃れることはできない悲惨な光景だった )

「 殺害された人数は560人、いやもっとか。
かわいそうになあ。全部オマエのせいでみんな死んじまう」

( 立ち止まった。ドラマツルギーとちょうど対面する構図で。白髪の青年が虚な瞳をその異形の生物に向けた )

「 オマエは本体じゃないな？ 」

「 ・・・ 」

( 理不尽を撒き散らしたその生物は、停止した機械のように一ミリも動かず沈黙。その横には怯えた生存者たちがいて向こうに逃げるよう視線で伝えた。
ドラマツルギーは不動のまま、白髪の青年が「 聞いてんのかコラ 」とか 「 その仮面きもいぞー 」と罵っても無反応だった。ただし、ある質問には『いつも通り』、答える )

「 オマエらってどうしてこんなひどいことばっかするんだ？ 」

「 それは人間たちが我々と我々の行為を無意識に望み欲しているからだ。我々は人間たちの欲望の総意。ゆえに我々に、個に対する責任を求めるのは、人間の欲望、言うならば社会に対して個の責任を追及する奇行となんら変わりはない 」

「 やっぱりこの質問には答えるんだよな。しかもいつもと変わんねえ胸糞悪いこと言う 」

( 青年は懐からマグナムを取り出し、「まぁいいや、死 ね よ ボ ケ カ ス」という言葉と共に引き金を引く。
銃口から飛び出した金の弾丸。それは確かにドラマツルギーの頭へ直進する。
ーーしかし、弾丸はその向こうの標識をバチンと撃ち抜いた。ドラマツルギーの姿がない。奴は一瞬にしてどこかへ消えた。

辺りをぐるりと見渡す。
ビル壁面のモニターに映るニュース。ライトアップされた広告看板。骨格の露出した建設途中のビルの数々。いつもは待ち合わせで人が溢れているはずの駅前。キャラクターの描かれた特徴的な自販機。無人のカフェ。
様々な街の要素が目に映るも奴の姿は見えない )

「 ・・・人間は喪失と悲劇を欲している 」

( 声のした後ろに振り向くと、すぐに白髪の青年の表情が歪んだ )

「 か…ァッッ 」

( 突然の衝撃に苦い胃液がこみ上げる。腹部に打ち込まれつつある奴の拳。マグナムが地面に溢れる。青年の体はくの字に曲がり、地面から靴底がどんどん浮いてゆく )

「 アナタは虐げられ続けなさい 」

( その言葉を境に、奴に与えられた非人間的なパンチ力に従って、街の中空を吹っ飛ぶ。ボールにされた気分だ。息を吸う暇もなくタクシーの窓ガラスを突き破って、車内の後部座席に至った )

「 いってぇぇ… 」

(/パノプティコンで参加できますかね？ 基本的に正体は隠して行動するので....あと元ネタとしてヒロアカのオールフォーワンから能力とかある程度引っ張ってきたいのですがいいですかね？(黒幕って感じがするので))