水沢 透 2020-11-14 22:37:24 |
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(出して貰ったビールを手に普段なら仕事後で一気に流し込み美味いと叫んでいただろうが今日ばかりはそんな気分でもなく一口飲んだ所でいまいち味も分からず静かにグラスを置いて。こんな客の戯言に丁寧に対応してくれてる店はそうそうないのではと思いながらマスターの返答に顔を上げると「特別?……ああ、まぁそうなのかもなぁ。」それが友情以上の感情だなんて微塵も思わず独占したという気持ちは少なからずありそれがこのモヤモヤの発端だったのかもしれないと論点がずれてまだ答えに辿り着かず、でも相手が俺を特別に思うなんてあり得ない話だと内心で否定してはマスターの続けられる質問には一瞬脳内でその情景を想像して「えー?…んー、んー……嬉しい事の筈なのに、全然嬉しくない…寧ろ胸が痛い…」想像すればする程祝福したい気持ちは遠ざかりもしもの話ですら顔は青ざめ胸元を握り締めるとズキズキと痛んでいるような錯覚に陥りこれはもう重症だとカウンターに両腕を置いて項垂れ)
(/了解しました!ではそのように!毎度の事ながらその都度入れたいシチュなどありましたら遠慮なく入れちゃってください!)
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