水沢 透 2020-11-14 22:37:24 |
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(昼休憩ではいつものようにラウンジへ向かい定位置に陣取れば当たり前のように弁当箱を広げ以前にもあったような可愛いキャラ弁でパァッと表情を明るくするなりすかさずスマホを取り出して数枚写真を撮ると箸を持ち合掌して挨拶すれば勿体無いと思いながらもチマチマつついて有り難く戴き、休憩を終えてフロアに戻るとチラッと相手の席へ視線をやり未だに妙な気まずさから声をかけられず避けるようにそそくさと自席へ座り。午後の作業中も幾度か相手の方を気にかけてどうしようもないやるせなさにそれはそれで頭を悩ませ小さく溜め息を付きながら、時刻は定時を過ぎその日のノルマを達成すれば翌日のスケジュールを確認して帰宅しようとデスクを片付け身支度を整えるとフロアを出ていき、通路に出るなり出くわした佐倉井さんと接触しそうになり)
佐倉井「きゃっ…。あ、結城さんお疲れ様です。今上がりです?」
結城「おっと、…佐倉井さん、お疲れ。佐倉井さんは?」
佐倉井「私ももう帰るとこで。……結城さん、最近水沢さんと話してるとこ見ないですけど、喧嘩でもしました?」
(佐倉井はあたりをキョロキョロと見渡しながら小首を傾げて突拍子もないことを問いかけて、いきなり何事かと質問の内容に身を固めて表情をひきつらせながら)
結城「え、いや…別にそういうんじゃないけど。話さない日だってあるだろ。」
佐倉井「そうですか?二人を見てると他の人とは様子が違うっていうか…とっても距離が近いからもしかして付き合ってるんじゃないのかなーって。」
結城「…は?……え、いやいや、何言ってんの…?」
(周りには聞こえないように手を口元に添えてそっと耳元に囁くように言う佐倉井に最後の一言が理解できず目をくりくりにして凝視し、一瞬息をするのを忘れたかのように微動だにせず何を言ったのかと脳内がフル回転しながら口端をピクピクと痙攣させて疑問符で返し、佐倉井はニコニコしながらその返答が誤魔化す為なのか本当に否定しているのか見極めようと圧をかけて)
(/有難うございます!その流れで変わりなくいこうと思います!この後バーへお邪魔しますのでマスター恋愛のご教授宜しくお願いします!)
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