水沢 透 2020-11-14 22:37:24 |
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同僚『水沢のやつ、昨日の一件から一変してモテモテだなぁ?あんな素顔見せられたら女もイチコロか。羨ましいこって。』
結城「………、俺は前から知ってたし…。」
同僚『んぁ?なんか言ったか?』
結城「別に。」
(何も知らない同僚はフロア内の空気が明らかに変わったことに気付いて面白おかしく水沢の席に集まる女性社員を見ながら茶化し、自分は水沢の素顔を一人知る人間として唇を尖らせながらいじけたようにボソリと呟けば小声で聞こえなかった同僚は問い返しそれに答えることはなく、女性社員の聞こえてくる質問事項が恋人の有無を尋ねるものだと分かれば顔を上げて相手を凝視すると居ないと否定する事実に喜ぶ女性たちの様子に更に胸の中をぐちゃぐちゃとかき混ぜられるようで眉間には深く皺を寄せて。
昼になりキリのいい所で業務を中断するといつものようにラウンジへ向かおうと弁当の入る手提げを手に取れば、普段なら自席で昼食を取る相手が席を立ち朝の女性メンバーとラウンジへ向かうその姿に思わず身を固めて「……マジか。」無意識に気になってしまう相手の動向に朝からモヤモヤが拭えず、自分との昼食も叶っていないのに女性陣とはあっさり約束をして行ってしまう相手にどこか納得できずむぅっと顔をしかめると勢いよく立ち上がっては顰めっ面のままラウンジへと向かい、いつも座る辺りの席ではなく水沢と取り巻く女性陣のテーブルからは少し離れた、でも様子を伺える絶妙な席を選んで座り。「ふんっ、…俺は毎日作ってもらってるし。俺の方が水沢のこと知ってるし。……いただきます。」ブツブツと独り言を漏らしては弁当箱を開けて手を合わせるなり毎朝自分の為に好物を詰めて栄養バランスも考えて作ってくれるその優しさに改めてギュンと心臓が締まり嫉妬心にまみれていた筈の感情は一時忘れ去られ有り難く手作り弁当を頬張り)
(/了解です!では挿入したいシチュがあった場合は入れさせていただきますね。)
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